【 会員の作品 】 |
今回は絵画を趣味とされる山城高4回の 掲載させていただきます。 |
ご挨拶
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山城高校のころ、それは併設中中学か一年生だったろうか、絵の教諭で楠田三郎という先生に絵を習い、なんとも味わい深いその先生の人柄に引かれたせいもあるが、絵に対する興味や関心がそのときの脳裏の片隅に根付いたことは確かである。折に触れ先生は私の絵を褒めてくれ、美術部の展覧会などに私の作品が出展されていたのを何度か目にした覚えがある。 同学年の美術部員にはすでに故人であるが守宮豊茂、田辺守人などがいて彼らと卒業後もたまに会うこともあったが・・・・当時、私は京三中の一年から始めたラグビーに熱中、まさにラグビー少年を自負する有様で絵どころではなかったと今になって思われるが、前述のように頭の片隅にはいつも絵に対する思いがよぎり、たまたま20年ほど前,大丸京都店のミュジアムで山城2回の麻田浩氏(新制作協会、元京都市立芸大教授)の個展を観る機会に恵まれ、その作品の前にひれふしたくなるほどショックを受け,こんな絵が、こんな技法が絵の世界にあるのかと素人ながら驚きであり、“こんな絵がどうして描けるのだろうか?”としばし呆然とその場に立ち尽くした覚えがある。その後サラリーマン生活も終末が近くなり油絵でもやろうかと思いたったのはこのようなことがきっかけになったのであろうと思われる。 本格的に絵を始めだして10年少々。その間、個展3回、2003年の第55回京展には初応募で入選(80号)、 ![]() 先年京三中山城高創立百年記念事業の一環と新校舎完成の記念と併せて伝統のラグビー部ユニホームでの絵をと言う話が同窓会から持ち上がり、図らずも私が20号のキャンパスで描き寄贈した。このユニホームは昭和10年第17回全国中等学校ラグビー大会に京三中が出場、その時着用したもので現在の山城高チームのユニホームもこのデザインを引き継いで使用している。 この絵は山城高校本館の玄関ホール北側の壁に飾られている。 (山城4回 白波瀬 満) |
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