京三中卒業の中国文学者「一海知義」さんのご紹介

  同窓会員の方から、一海知義(いっかい ともよし)さん
 (京三中38回)の情報が寄せられましたので、ご紹介します。

 『一海知義氏の略歴』
        中国文学者、昭和4年5月・奈良市生まれ、
        京都大学文学科卒、昭和47年神戸大学教授、
        平成12年神戸大学院名誉教授退職。

 
一海知義氏
(藤原書店HPより)

 訃 報
 去る平成27年11月15日に一海知義さんがご逝去されたことを新聞報道で知りました。
氏は、戦後間もない時期に三中を卒業され、京大では中国文学を専攻、吉川幸次郎先生に師事、神戸大学の教授になられ、幾多の著作を書かれていました。代表的な作品は下記の通りです。
                                       情報提供者: K・Uさん(山城高4回)  

作 品
    ・「中国詩人選集 陶淵明」            (1958年)岩波書店  
    ・「中国詩人選集 陸游」            (1962年)岩波書店
    ・「河上肇詩注」            (1977年)岩波新書
    ・「<決定版>正伝後藤新平」  (2004〜2006年)藤原書店 毎日出版文化賞 
    ほか多数    

 
一海さんの
記事
   藤原書店HPより (PR誌「機」2008年5月号より抜粋)
 
『中国古典文学を専攻してほぼ60年、主として漢詩の世界を逍遥してきた私は、研究対象として陶淵明、陸游、
河上肇といった詩人たちを選び、それぞれ何冊かの本を書いて来た。・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・私が彼らから学んだのは、その頑固さと風刺、ユーモアの精神である。・・
・・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・・・・・・私は漢詩を生涯の研究対象とし、それを職業とすることによって、幸いにも趣味と実益を兼ねる日々を送って来た。・・・・・・・・・・・・・・・・』

                藤原書店ホームページ(一海知義さんの著書紹介)へ


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