【 山城高校21世紀塾 】              


第27回 京都府立山城高等学校21世紀塾
講演 「幸せの国ブータン王国とサッカー事情
          〜 ブータン代表監督として競争の原理とは 〜 」

 
講 演 風 景
  今回は、同窓先輩の関西国際大学講師 松山 博明
 
 氏を招き、1年生約400名を対象に下記の要領で講演

 が実施されました。

  松山氏は早稲田大学卒業後、古河電工、フジタで選手

 として又、Jリーグ設立後もコンサドーレ札幌、大分トリニ
 
 ータなど多くのチームで選手、コーチ、監督として活躍さ

 れました。

 平成22年から2年間、アジア貢献事業の一環としてブー

 タン代表監督に就任、現地でサッカーの指導に貢献され

 ました。様々な経験から大きな可能性を持つ後輩へ、期

 待を込めて映像を交えながら、熱く語っていただきました

 。
   

                      記


 ・ 日 時    平成25年2月20日(水) 午前10時50分〜
                               (約1時間20分)

 ・ 場 所    母校 体育館

 ・ 講 師    山城高校第38回 (昭和61年)卒業生
  
           関西国際大学講師・サッカー部監督

                 松山 博明 氏
         
 ・ 演 題    「幸せの国ブータン王国とサッカー事情
          〜 ブータン代表監督として競争の原理とは 〜」
 
 ・ 対 象     1年生  約400名
           
                                              

  松山 博明 氏
 
NHKの放映番組
 NHKで放映された「幸せの国のサッカー」を一部上映され
 た後、プロジェクターを使って、ブータンの解説がありました
 。

 〔ブータン国の事情〕

  ・ 首都ティンプーは標高2300mの高地にあり、空気が
    薄い。

  ・ 料理の特徴は唐辛子とチーズを使ったものが多く、
    辛いものを好む。

  ・ 「はい」と言う返事は首を前後ではなく、横に傾ける。

  ・ 病院の治療費・学校の授業料は無料。
    町に信号は無い。一夫多妻。

  ・ 原則禁煙(タバコの輸入には200%の関税)

  ・ チベット仏教を信仰。公用語はゾンカ語だが、英語教
    育も盛ん。

  ・ 自然を大切に。(トンネルを作らない。魚釣りは禁止)

 〔サッカーの事情〕 

  ・ プロのサッカーチームは無い。

  ・ 練習場に牛や馬が入ってくることがある。

  ・ 競技場は芝生が少なく、強風で砂煙が舞う。

  ・ サッカーボール等も日本から寄付してもらった。

  ・ 弱いチームで、公式戦では勝てない。

 

  
ブータンの風景 @
  
ブータンの風景 A

 「 ブータンの国民性 」 
        国民の97%の人が「しあわせ」と思っている。
 ブータン国でのサッカー指導
    ・ブータン文化の理解と工夫を身に付ける(食事など、風習に溶け込む)
    ・トレーニング時間の調整が大切(選手の仕事との関係)
    ・人情を大切に(助け合いの心)  


    
講 演 会 場 ( 体 育 館 )



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